現行法では、遺産分割前の被相続人の預貯金口座は凍結され、
払戻すには相続人全員の同意が必要です。
これにより、葬儀費用や債務の支払、家族の生活資金等、
「差しあたっての資金が引き出せずに困った…」というケースは
非常に多いのではないでしょうか。

今回の改正では、この点においても相続人に配慮しています。
遺産分割前であっても相続人が払戻し請求ができる次の2つの方法が示されました。


家庭裁判所の保全処分を利用して払戻し
 家庭裁判所に対して遺産分割の審判又は調停の申立てを行い、
これと併せて仮払の申立てをする方法です。

裁判所が必要と認めた場合には、預貯金の全部又は一部を
仮取得することができますが、裁判所への申立てを要するため手続きが煩雑で、
費用や時間がかかります。


家庭裁判所の判断を経ないで払戻し
 遺産分割前であっても相続人が単独で払戻し請求ができる方法です。
但し、払戻しできるのは次の金額の範囲内に限られます。

払戻額相続開始当時の預貯金残高×1/3×その相続人の法定相続分
(上限額は別途規定される予定です)

①と異なり払戻しできる金額に上限がありますが、
裁判所での手続きもなく、直接金融機関の窓口で手続きができます。
他の相続人の同意なしに相続人一人で手軽に払戻しできますので、
正式に法制化した後は、こちらが日常的に利用されるのではないでしょうか。

□■□手続から申告までワンストップでお手伝い 亀戸・錦糸町相続サポートセンター□■□

完全保存版のハンドブック 「相続まるわかりガイド」 無料相談ご予約専用フリーダイヤル 0120-58-2595 メールでのご予約